この症例は、目のふちにマイボーム腺腫とよばれる良性のイボができたものです。(もちろん悪性のできものの場合もあるので注意が必要です。)
徐々に大きくなるため、小さいうちに手術することをおすすめします。手術法として、切除するか、レーザーで焼き切る方法があります。(当院はレーザーがないので、手術による切除をしております。)
この症例は、涙が目の内側からあふれ出てしまい、いつも涙を流している状態です。原因は、眼瞼内反、涙湖と呼ばれる目のふちの涙をためる場所の形成不良で目のふちにある毛から毛細管現象で涙がこぼれ出たり、鼻涙管(涙を鼻に排泄する管)の閉塞などがあります。最近は目の内側を手術することによって、良い結果がでているようです。この手術は当院ではできないので、できる病院(裾野市のパル動物病院)をご紹介いたします。